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"DKS" (どうでもいいけど気になるシーン):その1

こんばんは。短いエントリーになります。

今回は"DKS"(どうでもいいけど気になるシーン)シリーズ、その1です。秒速の映画を何度も見ているとたまにメインストーリーにはおそらく関係ないけど気になるシーンを見つけます。そんなシーンの中の一つを紹介したいと思います。今回のDKSはこちら。

Picture 80

これは貴樹と明里が東京ー栃木間で文通を始めた頃、貴樹が明里に書いてる返事ですね、どこが気になるか分かる方いますか?気になる部分を赤で囲みました。

Picture 82

ではそこを拡大してみましょう。

Picture 84

英語で"Confession"、『自白』や『告白』などと言った意味があります。ちなみに『愛の告白』は”Confession of Love"です。

この英単語まだ中1で習うには早い気がしますが、なぜ貴樹の単語帳にはこれが書いてあるのでしょうか?新海さんが意図的に加えたのかどうかが気になりますね。

この時点で二人の手紙の内容はお互いの日常、お互いがいないとちょっと寂しい程度でしたのでまだラブレターではないですね。

完全に私の妄想になりますがおそらく貴樹は英語の勉強/宿題している途中に返事を書き始めた、この時貴樹の頭の中によぎったのが明里への”告白”、もちろん考えただけで実行には移しません。私立の中学行ったぐらいなので元々勉強熱心だったと予想できる、そんでちょうど英語の途中だったので何となく調べてみた、って感じでどうですかね?

Confessionの下に何が書いてあるか目を凝らしてみましたがはっきり読み取れませんでしたが何となく見えた気がしたのが "confess (deduce?) one's love"、()内は本当に何が書いてるか予測できませんが"deduce"だったら『推測する』って意味になります。それをのぞけば後は『好きな人に告白する』という意味になるのでそのまんまって感じですね。まあ本当にどうでもいいことですね。

今後もDKSシリーズはネタが出てくる限り続けていきたいと思います。以上、本当にDKSでした。

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『秒速5センチメートル』:タイトルに込められた意味

こんばんは。4月もいつの間にか半分以上が過ぎ地元では桜もすっかり散りきってしまいました。秒速病患者として初めて迎えた桜の季節でしたが秒速を見た前と後とでは、世界の何もかも変わってしまったような気がします。

さて、当ブログの本来の目的である考察/解釈を初めたいと思います。第一回は『秒速5センチメートル』というタイトルに込められた意味について考察/解釈していきたいと思います。

以下ネタバレ注意!!

考察、解釈する際に参考にできるものはネットを探せば他のファンの方の意見などを含めたくさん出てきます。そんな多くある『資料』の中で今回注目したのが秒速の生みの親である新海誠監督自らの言葉です、やはり秒速は新海さんが作り出した世界ですから彼の言葉に注目するほかないでしょう。

まず『秒速5センチメートル』というタイトルがつけられた経緯ですが、これは新海さん宛に”お客さま”(ファン?)の方から届いたメールがきっかけみたいです。このことについては2011年に行われたイベント、『星を追う子ども』公開記念 『秒速5センチメートル』上映に出席された新海さんが観客からの質問で答えています。以下をご参考ください:

質問D:(省略).......どうしたら桜の落ちるスピードをモチーフにできたのか、何がキッカケなのかなと。』

新海:キッカケはお客様からいただいたメールだったんですね。10年前にこういう仕事を始めてからメールアドレスをずっとオープンにしていて、時々お客さんが観た感想を送って下さるんです。その中で、ある女性の方が「新海さん知っていますか、桜の花びらの落ちるスピードは秒速5センチメートルなんですよ」と言ってくださったのが、この作品の表題作のキッカケでした。何か格好いいですよね、光のスピードとかって秒速使ったりするじゃないですか。めったに使わない単位ではあるんですけど、なるほど世の中にはそういう単位があるんだなということを改めて思って、その方にメールで「次の作品のタイトルで使わせていただいていいですか」とお断りをして使わせていただきました。
ただ、実際の桜の花の落ちるスピードはもう少し速いと思うんですよ。もしかしたら10センチ、50センチあるのかも知れません、それを承知の上で作ったんですけど。でもタカキにとってアカリの言ったことが本当なのか嘘なのかは全く関係なくて、彼女が語った言葉だったということがたぶん全てなんですよね。なので、そういうニュアンスを込めることも含めて、正しいのか正しくないのか分からない『秒速5センチメートル』という不思議なタイトルにしました。』

少し話がずれますが、工学博士によって流体力学的に桜の花びらの落ちるスピードが検証されたようです。結果、桜の花びらが落ちるスピードは秒速1.4メートル。ただし秒速1.75メートルの上昇気流がおこれば秒速5センチメートルになる”かも”らしいです。ちなみにこの記事は4月1日に発表ですが事実みたいです。

自分も秒速5センチってちょっと短い気もしましたがまさかこんなに早かったとは。でもそんなことはどうでもいいと思います、新海さんも実際はもう少し早いだろと思ってたみいたいですし。ここで重要なのは実際の早さに関係なくタイトルとして響きがいいことそして何よりもヒロインの明里が放った言葉。新海小説で貴樹は『明里のころころした少女らしい声で楽しげにそういうことを話されると、そんなことがまるで何か大切な宇宙の心理のように思える。秒速五センチメートル』と語っています。この事実だけが貴樹にシンクロしていろ多くの秒速ファンにとってもっとも重要なことだと思います。

それにしても新海さんにメールを送った女性はどこで桜の花が落ちるスピードは秒速5センチって聞いたのでしょうか、逆にそっちの方が気になりますね。

さて次は『秒速5センチメートル』というタイトルに込められた想いについて。これはDVD版の特典映像として入ってる監督インタビューを参考にしました。

Picture 51

インタビューの中で新海さんは最初のあたりで『単純に桜の花が落ちるスピードだけでなく他のいろんな速度をテーマにした作品』と語ってます。その後具体的な例や想いなどを詳しく語ってくださいました。以下が『作品タイトルの由来』のインタビュー全文です。

『第一話で言えば貴樹が明里に会いにいく電車のスピードだったり、手紙が届くスピードであったり、メールが届くスピード、または貴樹の気持ちもしくは明里の気持ちがそれぞれに届くスピード、あるいは離れていくスピードなどスピード全体を物語のテーマにしています。ですので端的にスピードだけを表すタイトルにしました。他にももう少し気持ちを込めていて、逆に言うとこの作品が本当に速度だけに絞って書いてるからなんです。ぼくの前作である『雲の向こう、約束の場所』や『ほしのこえ』という作品でもテーマは二人の心の距離だったり、スピードであったりしたのでずっと同じテーマを通底して描いているのですがただ今回の作品に関して言えば逆にそれしか描いていない、二人を隔てる物は何もない訳で、でもどうして関係は変化していってしまうのかを描きたかったんです。第1話で描いてるのは貴樹が電車を乗り継いで明里に会いにいくその電車のスピード、貴樹が明里に近づいていく物理的、心理的スピードを描いていて、第2話では花苗が貴樹との心の距離を自覚してしまうだけの話だし、第3話は逆に貴樹が明里との心の距離を自覚する、それだけの話と言ってしまえると思うんです。アニメーションなんだけれど他に何の要素も入れず、シンプルなんだけど逆に力強い作品にしたいという気持ちを込めて速度だけを表す『秒速5センチメートル』というタイトルをつけました。』

これを読む限り新海さんは誰にでもあり得る人、物、出来事との距離を表したかったんじゃないかと思います。『雲の向こう、約束の場所』や『ほしのこえ』でも主人公とヒロインの間には距離がありました、『夢と現実』、『宇宙と地球』、それらは人間の力じゃどうしようもない距離でしたよね。でも秒速の世界ではでは人間の努力次第ではなんとでもなる距離ですよね、でもなぜか遠く感じてなかなか縮めることができない、私たちが現実世界でのあるあるをうまく描いてると思います。恋愛だけに限らず、例えば目の前にいるのになぜか一言『ごめんね』が言えない。そのたった一言で縮められる距離をもっと遠ざけてしまう。

これって見方によれば人間の心や意志の『弱さ』を表現してるのじゃないかと思います。冷静に考えればどうでもいいプライド、見栄、こだわり、一時的な不安や恐怖などに人は左右されます、でも後になってどうでも良かったことに気づいて後悔します。”次からはちゃんとしよう”と思ってもなぜか同じ失敗を繰り返す、これは恋愛を含め多くのことに言えるんじゃないかと思います。振られるのが怖くて言えなかった『好きという言葉』、でも後になって言わなかったことを後悔する、そんな甘酸っぱい思い出を秒速は思い出させる作品だと思います。

最後に、秒速5センチというスピードが早いか遅いか?私は両方だと思います。短い距離である”5センチ”をとてつもなく早い光の単位である”秒速”で表す、なにか大事なことに近づくときはたった5センチずつしか縮まらないぐらい遅く、逆に遠ざかるときは光のように早い、でも確実に言えること、時は常に『秒速5センチメートル』で進んでいる。


(追伸)
『第一話で言えば貴樹が明里に会いにいく電車のスピードだったり、手紙が届くスピードであったり、メールが届くスピード』って言ってたけど二人はメールはしてないぞ!?

初エントリー&ようこそ

ようこそ、管理人の『RB4』です。ブログ『心理兵器:秒速5センチメートル』では新海誠監督作の映画『秒速5センチメートル』とその派生作品の勝手な考察、解釈、雑談をしていきたいと思います、あくまでも私自身の意見としてです。秒速ファンの方たちと語り合えたらうれしいです。

さて、私が秒速5センチを初めて見たのが約2ヶ月前でした。この映画を見るきっかけとなったのがお笑いコンビ『インパルス』のコント『丘の上の木の下で』を見たことでした。内容は子供の頃引っ越しって離ればなれになった男女が『10年後に丘の上の木の下で会う』という約束を果たすという物でした。非常に面白いコントでコメントに目を通していると『秒速5センチみたい』というのが気になりました。早速ググってみると真っ先に目に飛び込んできたのがとても綺麗な背景の画像でした、こんな感じ:

Picture 47

もともとノスタルジックな感じが好きだったので数日後の暇だったときにレンタルして早速見てみました、そのときは本当に軽い気持ちで。そして見終わった後は、もうどう表現すればいいか分からないぐらいの衝撃を受けました、なんか心に穴がぽっかりあいたような、すごく胸がもやもやして、何なのか分からないけどとても切ない気持ち。アニメはほとんど見ないのですがアニメでここまでまで衝撃を受けたのは人生で初めてでした。

ここから一応ネタバレ注意かな?



それからしばらくの間秒速のことばかり考えていました、あんなに息の合った仲のいい二人だったのになぜ貴樹と明里は結ばれなかったのか、なんで文通続けなかったのか、渡さなかった手紙は何が書いてたのか、なんで明里は他の人と結婚したのか、なんで最後の踏切で明里は去っていったのか、そんな疑問が頭の中をぐるぐる回ってたました。ちなみに映画を何度か見直すためにレンタルを3回した後とうとう限定版DVD−Boxを買いました。2007年に発売されもう生産終了なので中古で値も結構張りましたが状態もよくいい買い物でした。

そんな多くの疑問を解決するために最初に取った行動はおそらく現代人の多くがやってるネット検索です。そこで知ったのが小説版の存在でした。ネタバレが怖かったのでそれからネット検索はやめすぐ近くの本屋へ向かいました、ところがどこにも置いてなかったので仕方なくアマゾンで注文しました、届くまでの3日間がそれは長かった。結論だけ言うと、かなりおすすめです、映画の補足的な感じで。映画の監督、原作、脚本、絵コンテ、演出をすべて手がけた新海さん自らが著者なので書かれてあることは全部『公式』(だと思う)です。

小説・秒速5センチメートル (文庫ダ・ヴィンチ)小説・秒速5センチメートル (文庫ダ・ヴィンチ)
(2012/10/25)
新海誠

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残りの派生作品に加納新太の『秒速5センチメートル one more side』と清家 雪子のコミック版秒速5センチメートルはあります。加納版は同じ話を違う登場人物の視点で書いた物です、第一話は明里視点、二話は貴樹、三話は両視点。清家コミックは原作を結構盛りつけた感じです。秒速ファンならどちらも読む価値はあると思いますが加納版は一度読めばいいかなって感じでした。個人的には映画の補足や視野を広げる点ではいいとは思いますがあくまでもそれぞれの著者の個人的な解釈として受け止めています、あくまでも秒速は新海さんが作り出した世界ですから。


秒速5センチメートル one more side秒速5センチメートル one more side
(2011/05/20)
加納新太

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秒速5センチメートル(1)秒速5センチメートル(1)
(2013/10/04)
新海誠、清家雪子 他

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秒速5センチメートル(2)秒速5センチメートル(2)
(2013/10/04)
新海誠、清家雪子 他

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そんなこんなで心が秒速に支配されてる時に同時に思い浮かんだのが心の奥深くにしまってた小学生の好きだったクラスの子の思い出、その子とは友達として仲良くなったのですがチキンだった自分はもちろん気持ちを伝える勇気もなく卒業後離ればなれになり初恋はあっけなく終わりました。言えなかった好きという言葉、おそらく言ってもなにもなかったと思いますがもしあのとき言ってたらどうなってたんだろう?もう言わなかったから一生分からない、そんな考えがしばらく頭の中を回っていました。この映画で同じ様な気持ちになる人は何かしら自身の人生経験と重ね合わせているんだという、もう完全に貴樹にシンクロして。あと自分は見たのが2月中旬、バレンタインの数日前、なにかと恋を意識する季節だったのもプラスダメージになったと思います。

派生作品をすべて読み終わった後いろんな方のブログやヤフー知恵袋などの感想を読んでいました、そんな中で出会ったのが同じくfc2を展開されているユースフさんでした。ユースフさんのブログ『筑波嶺夜想曲』では秒速5センチメートルをはじめいろいろなアニメや漫画などのについて語られています。特に秒速5センチメートルの考察シリーズ(その1ーその7)とすべての派生作品の詳しい考察はおすすめです。ユースフさんとはブログのコメント欄で秒速について語り合いさせていただきました。今回ブログを始めようと思ったのも彼のブログにインスパイされたためです。ユースフさんのブログで分かったこと、それは私が『秒速病』だと言うことです、かなり重度みたいでもう治らないみたいです(笑)。ちなみに秒速病への処方箋()も出されてます、私も楽しませていただきました。

ここまで読んでくださったらお分かりだと思いますが自分は秒速病にるなぐらい『秒速5センチメートル』という作品は心に突き刺さり未だに心を支配しています、ここまで人の心理を動かす力を持つ秒速、正に『心理兵器』じゃないですか?このブログでは自分の『治療』の一環としていろいろ考えなどを吐き出す場所としても利用していきたいと思ってます。エントリーはできれば週に一回ぐらいのペースを考えていますがやはりリアルライフのほうが大事なのでおそらく間が空くこともある(っていうかしょっちゅう?)と思います。では初エントリはここで終わらせていただきたいと思います。おやすみなさい。

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